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【なぜなに武装神姫、そのさん】 「さて今週の武装神姫の時間です。ハイテンションから一気にローテンションになるとその後のリハビリが大変なみさにゃんです」 「ぼへー……」 「なんか呆けてるわねぇ、ねここ。とにかく今回のお題はこちら」 『リーグって何?』 「これはかなり独自設定で申し訳ないんだけどね。 実は武装神姫は来年からネットでバトルサービスを始める事になっているの。 でも小説の舞台は2036年で、来年からスタートするバトルとは多分風味が違うんじゃないかってお話。 それにバトルサービルの詳細が余り出てこないので、それを元にすることも出来ない」 「それでオリジナル設定なのね、みさにゃん」 「そうなの。だから便宜上、実力に応じたランク分けをして3つのリーグを設定したと言う訳。 やっぱり野良試合だけじゃつまらないしねっ☆」 「本音はそこかにゃ……」 続く 上へ戻る
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人間 天薙龍悪(てんち たつお) 19歳の大学二年生。 身長180センチ。 苦学生していてバイトしながら学校に通ってる結構な苦労人。 性格はぶっきら棒で喧嘩ぱやいが、根は優しく、結構人に好かれるタイプ。 元不良学生なので煙草を吸います。 趣味は多趣味なので色々な事をやってます。(主に物を作る事が多い) その中でも料理は結構な腕前で美味しい。(一人暮らしが長いせい) それと自作で武器を作るのもかなり腕前で、その腕前は武装神姫関係の会社で働く龍悪の姉さんに認めてもらっている。 何故か雨がかなり嫌い。 ある一部の過去の記憶が欠落している。 斉藤朱美(さいとう あけみ) 29歳の武装神姫関係の仕事をしている龍悪のお姉さん。 今は結婚してしまったので苗字が違う。 性格は常に元気ハツラツな人で、たまに抜けてる部分もある。(この性格のせいなのか、龍悪が結構面倒事に巻き込まれる) たまに実家に帰ってきたら龍悪が作った物を「あ、これいいね。仕事のデータに役立つかも。これ貰うねー」とか言って龍悪に有無言わさずパクる。 十六夜婪(いざよい りん) 17歳の高校三年生、龍悪の幼馴染にして後輩。 容姿は誰もが見ても可愛い女の子。 だが、性別は男。 子供の頃は仲良く龍悪と遊んでいた。(年齢が10歳ぐらいまでのこと) 婪は身体は男でも心は女の子そのものであるきっかけで龍悪の事が好きになってしまった。(婪の両親は女の子として育てせい) 中学三年生頃の龍悪に婪は思い切って、龍悪をベットに押し倒し襲った事で龍悪は婪の事を少し避けるようになってしまった。 それいらいからは龍悪は婪とは全然遊ばなくなり、婪は寂しい想いをしているらしい。 それでもめげずに龍悪に好かれるように頑張る婪。 性格は相当なエロい性格でその性癖は誰にも止められない。(龍悪限定) 他人や友達に対しては普通の可愛い女の子の性格。 武装神姫もやっていて、ランクは上位に入るらしい。 因みに学校では一番の可愛い子ナンバーワンらしい。 男性、女性にも大人気だそうだ。 武装神姫 ANGELUS(アンジェラス) 天使型アーンヴァル 龍悪の神姫。 容姿はセミロングで美乳。 生真面目な性格で武装神姫の四人なかのリーダーである。 趣味は料理と掃除。 本当は龍悪に物凄く甘えたいが、それを表にさらけ出す事が出来ない。 過去に龍悪と出会いあり。(龍悪はこの過去が欠落している) 武装は万能型。 遠距離、中距離、近距離。 どんな状態でも攻撃できる。 因みに、このお話のメインヒロイン。 CRINALE(クリナーレ) 悪魔型ストラーフ 龍悪の神姫。 容姿はツインテールで貧乳。 一言でいうと生意気な性格。 趣味は身体を動かす事。 龍悪とのいがみ合いが多々あるが、それがコミュニケーションになっているのでクリナーレ自体がそれで満足している。 武装は近距離型。 敵に近づきクローで殴ったりバルムンクで斬りのが得意。 LUNA(ルーナ) 天使型アーンヴァル・B 龍悪の神姫。 容姿はポニーテールで巨乳。 温和かでおませな性格。 趣味は龍悪の誘惑とパソコン。 アンジェラスの妹。 龍悪を誘惑するのが日課になっている。 ただ、キレルと非常に怖い子。 武装は中距離型。 銃で撃ったり剣で斬ったり、とヒット&ウェインが得意。 PARCA(パルカ) 悪魔型ストラーフ・W 龍悪の神姫。 容姿はツンイテールで巨乳。 引っ込み思案な性格。 趣味はアンジェラスと同じで料理と掃除。 クリナーレの妹。 いつも龍悪と口喧嘩してる姉のクリナーレを止める役。 闘いは嫌いだけど龍悪のために頑張って闘う健気な子。 武装は遠距離型。 銃で撃って撃って撃ちまくり、とどめにミサイルを乱射するかモアイを投げつける。 藍(らん) 犬型ハウリン 婪の神姫。 婪に忠実でこの世の全ては婪が言った事が正しいと思っている。 趣味は格闘を極める事。 猫型の錬とよく喧嘩する。 主に錬がチョッカイを出すのが原因。 闘いはやっぱり格闘好きで剣で攻撃した後に蹴りや殴りをいれる。 結構なつわものです。 錬(れん) 猫型マオチャオ 婪の神姫。 実はかなりの困ったちゃん。 趣味は藍にチョッカイを出す事。 闘いは主に銃撃。 けど、敵が間合いをつめてきたら格闘をやります。 いつも藍と喧嘩していたせいで格闘が身についてます。
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概要ティグリース(寅型/1st) ウィトゥルース(丑型/1st) グラップラップ(建機型/1st) ゼルノグラード(火器型/1st) ランサメント(カブトムシ型/1st) エスパディア(クワガタ型/1st) グラフィオス(サソリ型/1st) ウェスペリオー(コウモリ型/1st) 武装神姫ナギ(お嬢様型/3rdSmall) パーティオ(フェレット型/1st・3rdSmall) ポモック(リス型/1st・3rdSmall) こひる(箸型/3rdSmall) メリエンダ(スプーン型/3rdSmall) ヴェルヴィエッタ(ビックバイパー型/3rdTall) リルビエート(ビックバイパー型/3rdSmall) フブキ弐型/ミズキ弐型(ニンジャ…忍者型/3rdTall) アラストール/キュクノス(鴉・白鳥型/3rdTall) 「バトルロンド」に登場した神姫たち 「バトルマスターズMk.2」に登場した神姫たち タオニャオ(チェシャ猫型) その他・未発売神姫たち 概要 こちらでは2024年3月現在、本作(バトコン)にまだ実装されていない武装神姫達を軽く紹介していきます。 基本的にはスタブ扱いですので、将来的に実装された暁には順次該当記事を新設の上、適宜修正移管していく予定です。 なお、KONAMIグループ製ゲームに登場していない神姫については記載しておりません。 ティグリース(寅型/1st) cv.植田佳奈 デザイナー 清水栄一&下口智裕 フィギュア発売日:2007年8月30日 愛称「寅子」。武装神姫第6弾にして、シリーズ初の「相方との武装合体」ギミックを持つ神姫。虎ではなく寅。 彼女の武装は、相方となるウィトゥルースの武装と合体し、巨人形態「真鬼王」+支援移動砲台「プッチブレイカー」、または騎乗形態「ファストオウガ」に変形させる事が出来る。 MMS素体の汎用性の高さが活かされた結果、真鬼王のコアとなる神姫は彼女でも相方でも良くなっており、更に双方のキャラに寄せた顔可変ギミックまで付いている。 その反面、初期神姫であるがゆえ全体的に構造はまだまだ荒削りなもので、デザインの都合もあるが通常武装の状態においてすらスタンド無しでの自立はほぼ不可能という、非常に癖の強めな神姫となっている。 なおこの弾から1st素体の金型が改修され、肩関節の軸受けがより太くより頑丈になった。 公式展開当時はバトロンとコミック「2036」及び「ヒブソウシンキ」、「Forget-me-not」に出演していたが、合体神姫であるだけにかなり複雑な処理を要するせいかバトマスには出ておらず、アニメでもモブ出演に留まっている。 そのためか、相方共々中古市場で割と見かける事がある。 ちなみによく間違えられやすい「ディグラーズ」は、武装神姫から見て源流のひとつにあたるアニメ作品「Get Ride!アムドライバー」に登場するライバルキャラである。 ウィトゥルース(丑型/1st) cv.桃井はるこ デザイナー 清水栄一&下口智裕 フィギュア発売日:2007年8月30日 愛称「丑子」。武装神姫第6弾でティグリースの相方。牛ではなく丑。間違っても「ウィルトゥース」とか呼んじゃいけない。 間垣神姫ほどではないにせよ、かなりの巨乳の持ち主。イーアネイラの胸パーツも良く似合う。 武装については、大胆にも脚部を大腿部からまるまる挿げ替えて装備する方式であり、相方の武装と合体して巨人形態「真鬼王」+支援移動砲台「プッチブレイカー」、または騎乗形態「ファストオウガ」に変形させる事も出来る。 もちろん注意点は相方と同じ。 こちらも相方同様、公式展開当時はバトロンとコミック「2036」及び「ヒブソウシンキ」、「Forget-me-not」に出演していたがバトマスには出ておらず、アニメでもモブ出演に留まっている。 そのためか、相方共々中古市場で割と見かける事がある。 グラップラップ(建機型/1st) cv.生天目仁美 デザイナー 鬼頭栄作 フィギュア発売日:2007年8月30日 愛称「建子」。武装神姫第6弾EX枠。EX枠であるため、別途MMS1st素体(Naked Blackを推奨。また体操服/水着素体でも可)が必要となる。 頭部パーツの原型はプロの造形家でもあるデザイナー本人が担当しており、「当世流行の可愛いアニメ顔」とは程遠い独自の個性を放つ一方で、元イラストの再現度としてはこれ以上はないという程に高いものとなった。 一般論として、第6弾発売当時の「平均的アクションフィギュアの製品クオリティ」を併せて考えると、実はこれは画期的な事なのである。 その武装については、クオリティ面は非常に高い一方で拡張性は殆どないと言ってもいい(一応独自の拡張ジョイントは付属するが)。総じて自己完結性が高く扱いづらい、といったところか。 こうした事から、公式展開最末期の頃でも在庫が各地に残っていた事が度々ネタにされており、現在においてさえも中古市場で見かけやすい神姫となっている。 + なお…… なお、シュメッターリングのデザイナー・ちびすけマシーン氏による翻案型が、過去にガレージキットとして頒布されていた事がある。 オリジナル造形の頭部には、スコープに代わり工事用ヘルメットを脱着可能。シュメッターリング系列機「K型」としての顔も持っており、「宇宙うさ」シリーズの展開以前は同氏のディーラー活動時にマスコットキャラ「く式さん」として親しまれていたが、現在では宇宙うさシリーズの「くろうさ君」に役目を交代し、隠居の身となっている。 公式展開ではバトロンの他「2036」「ヒブソウシンキ」に出演しているがその他の媒体では悉く出番がなく、アニメでは声なしのモブとして登場するに留まっていた。 本作で登場するならば、まさに捲土重来と言ってもいい大金星になる可能性を秘めているが、さて。 ゼルノグラード(火器型/1st) cv.白石涼子 デザイナー 柳瀬敬之 フィギュア発売日:2008年2月28日→4月5日(ベリク:2011年10月6日) 愛称「ぜるのん」。武装神姫第8弾。EXシリーズとしては実質最後のモデルであり、「EX+」扱いとしてグレー単色のMMS1st素体が付属した。 更に、新武装のマシンガン・マウントシールドをはじめ新デザインの素体、表情や靴といった各種パーツが追加され素体にもペイントが施されたコナミスタイル限定バージョン「ベリク」が存在する。 その専用装備は脚部武装として組み換えが可能。素体が付いていた事もあって、EXシリーズの中でも人気は高かった。 なおフォートブラッグ(第3弾EX)とは発売時期がかなり離れているが、デザイナーが同じかつ同じEX枠出自であるためか、特にリペイント版発売のタイミングなど実質的に相方として扱われている。 公式展開当時はバトコミ以外のすべてのゲーム媒体に出演した他、コミック「2036」「ヒブソウシンキ」、ノベライズ版「神宮司シリーズ」に出番があった。 更にアニメ版でも度々声付き、かつ別個体までもが出演するなど、大多数がモブ出演に留まった他神姫達に比べても明らかに優遇されていたが、本作ではそんな状況が一変。 フォートブラッグが比較的早期に実装された反面、こちらはなかなか実装されずマスター達をやきもきさせ続けている。 ランサメント(カブトムシ型/1st) cv.津田美波 デザイナー たにめそ フィギュア発売日:2008年7月10日 愛称「カブ子」。武装神姫第9弾。遠距離戦を主軸に置き、豊富な可動部やブロック玩具的なプレイバリューに優れた武装を持つ。 アルトアイゼン?さて、知らない子ですね… この弾及び次の第10弾においては「武装の組み換え変形」という要素が大きく取り上げられ、彼女においてはその名の通りカブトムシ型メカ「ロートケーファ」及び相方との武装合体形態・巨大人型ロボ「ヘラクレス」を持つ。 同じ合体ギミックでも第5弾組と違うのは、コアとなる神姫がなくとも合体できる事で、これは続く第10弾の2人にも踏襲された。 しかし、こうも複雑極まりない処理を要するためかバトマスには出ておらず、アニメでもモブ出演に留まっている。 バトロンでは正義感が強く戦隊物のレッドといった印象の性格。ラヴィーナが弟子入りを申し出そうだ。 エスパディア(クワガタ型/1st) cv.ジェーニャ デザイナー たにめそ フィギュア発売日:2008年7月10日 愛称「クワ子」。武装神姫第9弾でランサメントの相方。相方と対照的に近接戦を主軸に置いており、クワガタ型メカ「ブラウヒルシュ」もまた「ヘラクレス」の構成パーツとなる。 スペイン語・ポルトガル語で『刀剣』の意味を持つ「エスパーダ」を名前の由来とするが、諸事情(おそらく商標権)により現行の名となっている。 バトロンにおいては「日本語とロシア語を交えて話す不思議ちゃん」というキャラだったが、実は中の人・ジェーニャ女史は正真正銘のロシア人なので、ロシア語については当然である。 グラフィオス(サソリ型/1st) cv.本田貴子 デザイナー 間垣亮太 フィギュア発売日 2008年11月20日 愛称「グラ子」「サソリ姐さん」等。武装神姫第10弾。武装神姫初の褐色素体だが、同じ褐色でもガブリーヌとは違って、此方は1st素体。 デザイナーが同じ第5弾組のイーアネイラ/エウクランテとは表情パーツ等に至るまで互換性がある他、イーアネイラとほぼ同等の巨乳パーツの持ち主でもある。 武装は近接戦に特化しており、更に先行する第5弾組および第9弾組と同様の武装合体ギミックとして、巨大竜型ロボ「ゼオ」を持つ。こちらは第9弾組と同様に神姫の合体を必要としないスタンディングモードの他、第5弾組のように神姫が搭乗出来るライディングモードを持つため、合体ギミックを持つ神姫としてはおおよそ最終到達形と言っても過言ではないだろう。 かような複雑極まりない処理を要するせいかバトマスには出ておらず、アニメでもモブ出演に留まっている一方で、2024年のパチスロ版には実装されており、おおいに驚かれた。さすがにゼオは登場しなかった 性格は好戦的な武闘派で、一人称は「俺」。 名前の由来はさそり座を構成する星のひとつの名前から。「正確にはグラフィアスだが、検索等で出てきやすいようにちょっと変えた」とはデザイナー談。 ウェスペリオー(コウモリ型/1st) cv.沼倉愛美 デザイナー 間垣亮太 フィギュア発売日 2008年11月20日 愛称「ウェス子」。武装神姫第10弾。グラフィオスの相方で、こちらは程よく大きい胸パーツの持ち主。だいたい「( 三 )」で形容できる。 プレイアビリティの高さは相方と同様で、射撃戦に特化したその武装もまた「ゼオ」の構成パーツ。 相方と同様に複雑極まりない処理を要するせいかバトマスには出ておらず、アニメでもモブ出演に留まっている一方で、2024年のパチスロ版には相方同様実装されており、これまた驚かれた。 性格はいつも陽気に振舞うお調子者タイプ。 名前の由来はコウモリのラテン語ウェスペルティリオーから。「長いので縮めて検索しやすい名前にした。『V』で始まるので『ヴェ』と間違える人を結構見るけど『ウェ』である」とはデザイナー談。 武装神姫ナギ(お嬢様型/3rdSmall) cv.釘宮理恵(※原作準拠) デザイナー 畑健二郎&島田フミカネ かつてコナミデジタルエンタテインメントから発売されたPSP用ゲームソフト「ハヤテのごとく!! ナイトメアパラダイス」の豪華セットに同梱されていた、同作のヒロイン「三千院ナギ」の姿を模した正真正銘の武装神姫(製品の体裁としては彼女達と同様)。 従来の原作付きキャラクター達はMMS2ndベースで作られていたが、こちらは初めてMMS3rdSmall素体を採用しており、デザインカテゴリ的にはタイトルに掛けたかヴァローナの系譜にあたる(武装はヴァローナWh.のものを基調として、黒い部分をピンク色にリカラーした仕様となっている)。 これもすべて、当時KONAMIがアニメ版のスポンサーを務めていたからこそ出来たこと。 言うまでもなく原作つきキャラクターでありその原作も完結して久しい今、本作に登場する事はまずありえないだろうが、武装神姫としての立ち位置的にはそれなり重要な存在なので、あえてこの項に記載する。 パーティオ(フェレット型/1st・3rdSmall) cv.日向ゆきこ デザイナー BLADE フィギュア発売日:2009年2月26日(プロトタイプ:2008年8月30日/キャラホビ2008 C3×HOBBY) ライトアーマーシリーズ第3弾。素体が2種記載されているが、これは実製品版が3rdSmallであるのに対し、先立って限定発売されたプロトタイプ名義の1st素体版が存在するため。 このため愛称も「ぱち子」の他、前者が「こぱち」、後者が「大ぱち」などと区別される。 両者は武装も若干異なり、実製品版がBLADE神姫に近いプロポーションをやっと実現する事が出来たため結構人気なのに比べて、プロトタイプは大きな1st素体に固定で変える事が出来ない表情パーツといった相違があるため、中古市場でも比較的見かけやすい神姫となっている。 3rd版最大の特徴は「泣き顔」パーツ。これにより「泣き虫」「いぢめられっ子」系の愛されキャラとして確立した感がある。 公式媒体ではバトロン及び「ヒブソウシンキ」に(バトマスでは武器のみDLCで)登場。アニメではモブキャラだったが、コミック「Light!」では主役「パーティオ・テール」として出演した。 そのため、アニメ版主役級4人以外では珍しく、固定ポーズのフィギュア商品が存在する。 ポモック(リス型/1st・3rdSmall) cv.さとう実琴 デザイナー BLADE フィギュア発売日:2009年2月26日(プロトタイプ:2008年8月30日/キャラホビ2008 C3×HOBBY) ライトアーマーシリーズ第3弾でパーティオの相方。素体が2種ある事については、パーティオの項も参照。 こちらは愛称も「ぽも」「たぬき」←たぬきじゃねーぽも(>ワ<)!の他、前者が「こぽも」、後者が「大ぽも」「あげポモ(「Light!」での登場シーンから)」などと区別される。 最大の特徴は「(>ワ<)」と表現される笑顔パーツ。そのためか多くの場合、明朗快活キャラまたはボケキャラと捉えられやすい。 某ルルチェや某スレッタ・マーキュリーに先立つこと約15年の、時代を先取りし過ぎたたぬきキャラ。←だからたぬきじゃねーぽも(>ワ<)!! 公式媒体ではバトロン及び「ヒブソウシンキ」に(バトマスでは武器のみDLCで)登場。アニメではモブキャラだったが、コミック「Light!」では主役「ポモック・モック」として出演した。 なお、こちらには相方のような固定フィギュア版はない。 こひる(箸型/3rdSmall) cv.後藤麻衣 デザイナー DOGMASK フィギュア発売日:2010年2月25日 愛称「箸子」「こひ」。ライトアーマーシリーズ第4弾にして最後のモデル。 なにげに紅緒~フブキ・ミズキと続いてきた和装モチーフとしても、事実上最後の神姫である(忍者弐型コンビは明らかに「サイバーニンジャ」なため除外)。 食器型とはいうものの、そもそも食品衛生法の審査基準は満たしていないので、絶対に実際の食器として使用してはならない。 ライトアーマー枠でありながら武装の組み換え範囲は広く、デザイナーの過去作「ミクロマン2000シリーズ」を髣髴とさせるプレイバリューの高さを持つ。 公式媒体ではバトロンと「ヒブソウシンキ」「Light!」に登場。アニメではモブキャラ扱いだった。 なお二次創作の範疇ではフブキとのカップリングも散見される。 メリエンダ(スプーン型/3rdSmall) cv.東山奈央 デザイナー DOGMASK フィギュア発売日:2010年2月25日 愛称「メリ」「メリコンダ」。ライトアーマーシリーズ第4弾。相方であるこひるとは対照的に洋風、メイド調の姿となっている。エーデルワイスが登場するまでは、数少ない「見た目でわかるメイド属性の持ち主」だった。 こちらもスプーン型とはいうものの(以下同文)ちなみに武装のスプーンの先は取り外してシールドになり、残った部分はフォークになるというギミックがある。 公式媒体での出番も姉妹機に準じるが、こちらには特にカップリング相手はいない模様。 ヴェルヴィエッタ(ビックバイパー型/3rdTall) cv.明坂聡美 デザイナー 明貴美加 フィギュア発売日:2011年10月27日→12月17日 メカ少女ジャンルの大御所をデザイナーに迎えた、あえて言えば第17弾にあたる神姫。 KONAMIお馴染み往年の名作『グラディウス』に登場する自機「ビックバイパー」をモチーフとしており、白基調に青の機体カラーリング。 その武装はパーツを差し替える事無く、戦闘機形態からヒューマノイド形態に変形させる事が出来る。 + 余談だが…… 余談だが、彼女達の発売に先行すること1年前に、同じビックバイパーモチーフの武装として「X-Viper」という武装神姫用ガレージキットが存在した。 こちらは「ヒューマノイド形態がない」という事を除けば偶然にもほぼ同様の構造を持っており、ある意味においてベルンシリーズの魁となった事例かもしれない。 ちなみに同ディーラーからは、同作のボスキャラ「ビッグコア」を元にした拠点防衛用重機動要塞兵装「Duel-Core」も登場している。 いかんせん公式展開最末期の神姫であるため、特に素体側で金型の疲労や品質低下による不具合や破損事例もそこそこ見られる他、塗膜に問題を抱える個体の存在も確認されている(これは軟質パーツに顕著なため、クリア塗料によるコーティングをしておくと安心)。 また、比較的頭部が大きめであるため3rd神姫のおやくそくこと首パーツの破損にも要注意。 彼女達が発売された頃にはバトロンも既にサ終しており、公式媒体ではバトマスMk.2のDLCとして実装されたのみで、アニメでもモブキャラ扱いだった。 なお同作時点で明らかになった性格は「ツンツンしており素直じゃない“上級者向けの妹”」というもの。 リルビエート(ビックバイパー型/3rdSmall) cv.井口裕香 デザイナー 明貴美加 フィギュア発売日:2011年10月27日→12月17日 ヴェルヴィエッタの相方。相方との主な違いは素体の仕様と、グレー基調に赤の機体カラーリング。 また武装である機体形状も一部変更されており、要するに原作シリーズ第2作『沙羅曼蛇』の2P機体「ロード・ブリティッシュ」をモデルとしている。 取り扱い上の注意事項と公式媒体での出演は、相方と同様。 バトマスMk.2時点で明らかになった性格は「表はぶりっ子系、裏はヤンキー」というもので、ぶりっ子の仮面を外した時の口の悪さはあのマリーセレスと良い勝負。 ちなみに同作でのDLCシナリオは、本来主役であるはずの彼女をディスる展開でかなりの物議を醸した。 フブキ弐型/ミズキ弐型(ニンジャ…忍者型/3rdTall) cv.(なし) デザイナー 島田フミカネ フィギュア発売日:2012年2月23日 傑作機フブキ/ミズキのリメイクバージョンで、かつての武装神姫公式展開最末期に登場した“完全新製としては”最後の神姫(あえて言えば第18弾)。 3rdTall素体が採用された他、理由は不明ながらデザイナーがオリジナルのnuno氏から変更(設定上は「開発にフロントラインが全面協力した」という体に)されており、これによって武装デザイン等も思い切りフロントライン系に寄せられた事が当時の武装紳士達の間で物議を醸した。 特に顔の造作や武装はフロントライン系に準じたシャープなものに変わっており、旧来のフブキ/ミズキユーザーの一部からは不満の声が出た一方で、前モデルでは出来なかった表情パーツの交換が可能だったり武装の組み替えが容易だったりと全体的プレイバリューが劇的に向上していたため、独自のファン層を構築する事に成功した。 端的に雰囲気を表現するなら、さしずめ初代が「正調忍者」、こちらは「サイバーメカニンジャ」か。 フブキ弐型は地上戦&接近戦、ミズキ弐型は空中戦&射撃戦に特化しており、武装面で差別化が図られているが、勿論混ぜて使う事も可能。 公式展開最末期の神姫の常として、特に素体側で金型の疲労や品質低下による不具合や破損事例がそこそこ見られるため注意が必要(それでもベルンシリーズ程ではないが…)。 公式媒体への出演としては、僅かにバトマスMk.2のDLCコンテンツで武装が実装されていたくらいで、その他の作品には一切出番がないという、不遇にも程がある扱いを受けている。 cvが空欄であるのもその所為で、本来ならば元モデルの声を担当した福井裕佳梨氏が引き続き担当する……というべきところか。 アラストール/キュクノス(鴉・白鳥型/3rdTall) cv.(なし) デザイナー:NAOKI フィギュア発売日:2011年2月6日(ワンダーフェスティバル2011[冬]) 武装神姫展開後期に少数販売された公式ガレージキット。アラストールは鴉、キュクノスは白鳥と、同時期に発売されたジールベルン及びオールベルンに対応するかのようなモチーフを持つ。 いちおう公式キットであり、EXシリーズと同様に頭部パーツ+武装パーツの構成であるため、素体(EXシリーズと異なり3rdTall)を別途調達する必要があるのだが、オールレジン製で歪み・破損しやすい肉薄なパーツを多用しているため組み立て自体が至難の業な上、病的なアンチが居る事に定評のあるデザイナーの手癖の所為でMMS素体本来の関節可動域をほぼ完全に無視した構造となったため、たとえ完成させたところで動かしたら最後あちこちが折れる砕けるのオンパレードとなる事必定で、結局ほぼ直立させて飾る事くらいしか出来ない本末転倒な武装神姫となってしまった。 一応、バトマスMk.2には2体ともDLC武装として実装されている。 「バトルロンド」に登場した神姫たち 全能なる者“root” cv.- デザイナー - 2008年冬のイベントミッションで登場したラスボス。軍事用次世代MMSのプロトタイプとして作り出された存在。 見た目は全身神姫用武装で固められたシルエットはバトコンにおけるミラージュ・シリーズにも踏襲されているが、MMS素体が見当たらない事が最大の相違点。 ちなみに使用されている武装はストラーフ、ジュビジー、エウクランテ、グラフィオス、ウェスペリオーのものなので、やろうと思えば再現する事が出来る、かもしれない。 アルテミス cv.- デザイナー - 2009年夏のイベントミッションで登場したラスボス。見た目はアーンヴァルMk.2に近いが、その正体は「人間に限りなく近いAIを持った神姫」。 理由あって意識データのみの存在となっていたが、サイバー空間から他の神姫や人工衛星をハッキング、自らの制御下におく能力を持つに至る。 ガレージキットや個人製作の類は別として、フィギュアの実神姫は存在しない。 ちなみにバトマス(及びMk.2)に同名のアーンヴァルMk.2が登場するが、一切無関係。 「バトルマスターズMk.2」に登場した神姫たち ミミック cv.喜多村英梨 デザイナー 新川洋司 正確には神姫ではなく、あくまでも神姫に似せた量産兵器。台詞もほぼ鳴き声に近い。 更に強化型も存在し、条件次第で通常版共々プレイアブル使用が可能であった。 例によって(ガレージキットや個人製作の類は別として)フィギュアの実神姫は存在しない。 ジャスティス(ブラックドラゴン型) cv.久川綾 デザイナー 新川洋司 ラスボスとして登場した神姫(だが、条件次第でプレイアブル使用可能)。その際の個体名は「アストライアー」。 神姫ライドシステムの使用を前提とした高性能次世代神姫であり、ミミックを介して数多くのマスター達から入手した戦闘・武装データを付与され劇中で猛威を振るった。 ミミック共々、バトコンに彼女が登場する可能性は(おそらく)ないだろうが、彼女達の一件の教訓として「神姫ライドシステムの廃止」と「ジェムバトルの登用」という結果に繋がっているため、立ち位置的には非常に重要な神姫といえるだろう。 実神姫は、ガレージキットの半固定フィギュアのみ存在が確認されている。 タオニャオ(チェシャ猫型) cv.(不明) デザイナー BLADE 本来ならばエーデルワイスに次いで発売されるはずだった「武装神姫R」のキャラクターであり、「メガミデバイス」のマシニーカ素体によるリランチ武装神姫の1体にして、ハウリン/マオチャオを始めとする傑作機をリリースしてきたケモテック社の最新機種になるはずでもあった武装神姫。 2018年7月のワンフェスで展示された素体原型ではデザイナーの意図した通りの低身長体型にブラッシュアップされており、同時に展示されていた画稿によればピンク色基調の体躯を持っていた。 しかしその後、2024年4月現在いまだリリースされる気配のない「R」共々、その動静は全く伝わらなくなる。 当のコトブキヤからは「メガミデバイス」ブランドにおいて「PUNI☆MOFUシリーズ」が2024年9月以降に発売決定しており、残念ながらこちらはお蔵入りという事になりそうである…… 壽屋キットでは稀によくある その他・未発売神姫たち かつて武装神姫の展開末期、フィギュアの発売が予告されていながら結局実現しなかった幻の武装神姫たち。 モトレーサー型エストリル(cv.伊瀬茉莉也 デザイナー:黒星紅白&柳瀬敬之) クルーザー型ジルリバーズ(cv.日笠陽子 デザイナー:黒星紅白&柳瀬敬之) 剣型フランベルジュ(cv.なし デザイナー:凪良) 斧型コルセスカ(cv.なし デザイナー:凪良) このうちエストリルとジルリバーズについてはバトマスMk.2にて実装されているため、比較的有名。 実神姫としては発売されなかった彼女達だが、なんとガレージキットとして作ってしまったツワモノ達の存在も確認されている。 ガレージキットの性質上、完成させた人を「英雄」と呼んでも、決して言い過ぎではないだろう…。 ちなみに純然たる武装神姫ではないものの、後年の「メガミデバイス」ブランドにおいて、黒星氏は「SOLシリーズ」凪良氏は「Chaos Prettyシリーズ」のデザインを手掛けており、ある意味リベンジは果たした格好になる。 ガルガンチュア(cv.- デザイナー:浅井真紀) 正確には「内部に素体状態の武装神姫を搭乗させる事が出来る巨大武装」。 前述した未発売神姫達と共にワンダーフェスティバルにて原型が展示された事はあったが、結局完成・販売される事はなかった。 なお後年、コトブキヤの「M.S.G.ギガンティックアームズ」シリーズやバンダイの「30MM」シリーズの中で、本機のコンセプトとほぼ同様の製品群が発売されており、そのスケール上武装神姫でも乗せる事が可能。 またこれらとは別に、山下いくと氏(代表作:エヴァンゲリオンANIMA等)が、旧武装神姫展開末期頃に打診を受けて何体かのデザインを提出したものの結局ペンディングになってしまったと、2024年3月にX(旧Twitter)上にて言及している。
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戦うことを忘れた武装神姫 その1 ある日曜の昼下がり。昼飯に焼きそばを作ろうかと台所で準備をしていると。 かさっ 背後から何やら質量の小さい物が移動する音が。 と、 「・・・侵入者感知。レベル2に移行しますがよろしいですか?」 俺が振り向くより先に、テーブルに座る神姫が反応していた。 音の発生源を凝視するは、ウチが飼っている神姫の一体、吼凛型のシンメイ。 「レベル3まで許可する。 つーか、処理任せてもいい?」 「了解しました。」 俺がそう言うと、さくっと武装を装備し、蓬莱壱式を持ち出す。 シンメイが模擬弾を部屋の隅へと打ち込んだ。侵入者をおびき出すためだ。 弾を打ち込むや否や、黒い影が飛び出した。 「目標、確認しました。」 侵入者は慌てふためき、逃げようとする。相当足が速い。しかし。 「ターゲット、ロックオン・・・発射します・・・ ファイアっ!」 バシュッ! べちん!! 腕に構えた蓬莱壱式が火を噴き、侵入者を仕留める・・・も、実弾では無い。 「・・・ミッション完了。ヤマトゴキブリ一匹、仕留めました。」 自信に満ちた顔付きのシンメイの指す先には、粘着「泡」弾により捕獲されたゴキブリ。 「お見事〜! いやはや、ありがとう。助かったよ。」 「いえいえ、このくらいは楽勝です。『朝飯前』・・・と言えばいいんですか?」 「そう、正解。 シンメイもだいぶ学習したねぇ。」 「え、えへへ・・・」 照れながら武装の解除をしているシンメイの頭を、ちょいとつついた。 頬をちょっと赤らめ、頭を掻くその姿に・・・ 俺まで照れてしまった。 俺の日常の中に転がり込んできた神姫たち。 しかし、ここに居るのは戦うことを忘れた武装神姫。。。 >その2 へ進む> <トップ へ戻る<
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【なぜなに武装神姫、そのに】 「さて早くも第二回になりました。ねここを探し回ってヘロヘロなみさにゃんがお送り致します」 「ねーこーこーのせいじゃーないもーん」 「ま、調整しなかった私も悪いんだけどね……それでは第二回の疑問はこちら」 『武装神姫は改造できるの?』 「やめろー、じょっかー!ぶっとばすにゃー☆」 「何時のネタよ……えぇと開き直って行きましょう。 武装神姫は素体と呼ばれる少女型の15cmボディに武装や機動ユニットを増設、というよりは着せるに近い形で装着させるの。 それで各部にある拡張スペーサーと呼ばれるハードポイントに接続するんだけど、この規格は全武装神姫全て共通。 装備のごちゃ混ぜはいくらでも可能と言う訳ね。だからねここの背中に飛行ユニットを付けたりも出来たの」 「なっるほどぉ~☆」 「それと今は規格にこだわらない改造も増えてるみたい。例えばガン○ラの武器や装備を取り付けたり、GIジョーから装備を持ってきたり。 あとアムドライ○ーと、ユニットの規格が一緒なのは公然の秘密☆」 「同じ会社だもんねー♪」 続く 上へ戻る
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戦うことを忘れた武装神姫 その31 H市の駅から近い裏通り。 アクリル製の電飾看板に明かりが灯った。 だが、中の蛍光灯が切れかけているのか、なかなかきちんと点灯しない。 ・・・カウンター席が5つとテーブルが2つだけの小さなショットバー。壁一面には沢山のボトルが並べられ、それぞれの存在を示すかのように、電球の明かりに琥珀色の輝きを静かに、しかし美しく放っていた。 本日の選曲は、マスターの趣味で集められたCDコレクションからの80年代のジャズ。。。 と、ジャズのリズムに併せるかのように軽やかな炒め物の音が混ざる。カウンターの片隅でマスターが調理を始めていた。 今日の突き出しは・・・ナッツの炒め物。 カウンター上では、ひとりの神姫が伝票の整理を行っていた。白いボディはアーンヴァルと同じ塗り分けだが配色が空色と藤色。 そして・・・顔はストラーフ。 暗がりで見ればアーンヴァルとストラーフの組み換えにも見えるのだが・・・。 一通りの整理が終わり振り返った神姫の横では、調理を終えたマスターが炒め物を皿に小分けしていた。マスターがフライパンを片付け、神姫が伝票をしまい終えたとき。 キィ・・・。 古びた扉が開き、お客がやってきた。 「こんばんはー。」 胸ポケットには武装神姫、ストラーフが収まっている。お客は、ストラーフとなにやら楽しげに言葉を交わしている。 ・・・いつものあの人だ。 今夜も、楽しく長い夜になりそう。。。 「いらっしゃいませ。 今日はリゼさんと御一緒ですね。」 「こんばんは、マスターさん、お久しぶりっす!」 久遠のポケットからリゼが先に挨拶をした。 「今日はリゼさんだけですか?」 「こんばんは。 ・・・そうなんです。まぁ、メンテナンスの帰りとも言いますけれどね。 あ、まずはいつものをお願いします。」 おしぼりを受け取りつつ早速注文の久遠、リゼの足を拭いてカウンターに座らせる。 「いらっしゃいませ、久遠さん。」 マスターが久遠の注文に掛かると同時に、今度はカウンターにも並べられた酒瓶の隙間から声が響いた。 どこから声がしたのか判らず、あたりを見回すリゼ。 「ここですよ、ここ。」 再び瓶の間から、透き通るような声が。 久遠は、リゼのあたまをチョイと突付いて独特の形状のリキュールの脇を指し示した。 そこには・・・ 「え・・・神姫?!」 「こんばんは。貴女がリゼさん・・・ですか?」 「は、はいっ!!!」 突然名前を呼ばれて、背筋を正して座るリゼに、瓶の向こうに立つ細い目の神姫は優しい笑みを浮かべていた。 「何もかしこまる事はありませんよ。貴女のマスターの久遠さんから、よくお話を伺っておりましたので。。。」 マスターからマドラーを受け取りながら、 「私の名前は あずさ と言います。 以後お見知りおきを・・・。」 と、あずさ と名乗った神姫は小さく一礼した。 リゼも、つられて一礼。 マスターは二人を邪魔せぬように静かに久遠にジントニックを差し出した。 久遠も、黙ってふたりの様子を見ながらジントニックをすする。 興味深そうに、しかし不思議そうな面持ちで あずさ を見つめるリゼ。 同じ顔なのに。 何故、あなたは・・・。 「あのっ」 沈黙を破りリゼが口を開いた。 エプロン姿のあずさは、細い目をさらに細くするかのようにニコニコと小さく頷いて応える。 だが、リゼは次の言葉が出てこなかった。 再びの沈黙。。。 CDチェンジャーの作動音が響く中、たまりかねた久遠がリゼをつまみ上げ、あずさに紹介した。 「どうも、あずささん。 こちらが以前も何度かお話しました、ストラーフのリゼです。 ウチの4人の中では末妹に当たるのかな。」 「こ、こんばんは・・・。」 久遠に促され手の上で頭を下げるリゼ。 「私はこちらの店でマスターの補佐を務めております。」 と、あずさもぺこりと頭を下げた。 しかしまだ、無言で見つめ続けるリゼにあずさは静かに話しかけた。 「お顔や身体の見た目は貴女と同じですが、私、『武装』神姫ではないんです。」 その言葉に、 「えっ?」 目を皿のようにするリゼ。 「ふふ、エルガさんも、シンメイさんも、イオさんも。皆様、リゼさんと同じ反応をしましたよ。 あ、マスター。 リゼさんにアレをお願いします。」 マスターは 黙って頷くと、神姫サイズの器にホットレモンリキュールを注いでリゼに差し出した。 「冷めないうちにどうぞ。 こちらはサービスです。」 差し出されたホットを、リゼはひとくちすすった。 「おいしい。。。 こんなやさしい味のお酒、初めてっ!」 ようやく緊張のほぐれた顔付きとなったリゼに、 「私が神姫向けに選んだ味です。 もちろん、食事機能の無い神姫でも飲めますよ。」 と、店内のジャズを妨げることのない美しい声で語るあずさ。 「ありがとう、あずさ・・・さん。 あ、あの、さっき訊きそびれたんですけれど、あずささんはクラリネットタイプなんですか?」 「うーん、残念。ちょっと違うんですよ。 でも貴女、いい耳してるわね。 トーン落として話していても、武装神姫とは違う声と見抜いたんですから。」 「リゼもあずささんとほぼ同じ声帯を持っているんですよ。だからではないですかね?」 ジントニックを飲み干した久遠が口を挟んだ。 リゼは久遠と目を合わせると再びあずさの方を向いて小さく頷く。 「なるほど。 それでは私の事も少々お話をしましょうか。 ・・・の前に久遠さん、次はどうされますか?」 ジントニックを飲み干した久遠に次を促す。 久遠は考えることもなく、マスターの後ろの棚を指した。マスターは小さく頷くと、 「かしこまりました。ワンショット・・・残っていませんね。今、倉庫からお持ちします。」 と、マスターは後ろの扉から奥へと入った。 >>まだまだ夜は続くヨ!(その32へ)>> <<トップ へ戻る<<
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1.武装神姫、里親募集中 珍しいこともあるものだ、と思う。 その晩僕は、会社の友人と共に行きつけのバーへとやって来ていた。 それ自体は別に珍しいことではない。 人数の関係で普段のカウンターではなくテーブル席にいることは、まあ珍しいことではあるが、ここではさほど重要なことではないので置いておく。 僕が珍しいと言ったのは、その友人の隣に座っている女性の存在だ。 グラスの中身を一口飲み、ちらり、と斜め前に座る彼女を見やる。 「んー? どうしたの、狩野クン~」 僕――狩野暁人というのが僕の名前だ――の視線に気付いたか、彼女が間延びした声で問い掛ける。 酔っているように感じられなくもないが、彼女の場合普段からこんな口調なので、それだけでは判別がつかない。 「いや……若山さんがここにいるなんて珍しいな、と思ってね」 彼女は若山成海といって、僕の同期の一人である。 僕との関係は、顔見知り以上友人未満といったところだ。 まあ、社交性が決して高いとは言えない僕にとって、会社の同期は皆同じような関係ではあるのだけれど……一人の例外を除いて。 「今日は特別に呼んだんだよ、成海がいた方が話も進みやすいだろうからな」 僕の正面に座ったその例外……失礼、山城大地が言う。 同期の中では、唯一かなり仲の良い友人と言える存在だ。 とはいっても、僕と彼の相性が特別良かったわけではない。 それは単に「とりあえず全員と仲良くなっておく」という彼の信条に基づくものであり、彼にとっては僕も含めた同期全員が友人である、というわけである……まあ、ここにも例外があったりするわけで。 大地の言葉に、隣の例外……つまり若山さんが頷く。 要するに彼らは男女の関係なわけで、友人ではない、ということなのだけど。 「話……ねえ。僕と大地だけじゃないって時点で、何かあるんじゃないかとは気付いてたけど」 言いながらまたグラスに口をつける。 カクテルグラスの中でゆらゆらと揺れる透明な液体……ギムレットという名のカクテルだ。 僕のお気に入りのカクテルの一つである。 今から五百年もの昔、西洋の男たちが新たな大陸を夢見て、こぞって帆船を航走(はし)らせた時代があった。 そんな中で生まれた、海の男達の酒……それがギムレットだ。 一人で飲みに来る時なら、この酒を傾けながら、延々とその時代に想いを馳せることもする……無論、今日はそんなことはしないけど。 「一体何の話だい?」 「まあ、そんなに焦るなって」 そう言いながら、大地が鞄の中をごそごそと漁る。 散々ちらつかせておきながら、何を言っているんだか……。 「狩野クンなら、きっと興味ある話だと思うな~」 ニコニコしながら若山さんがそんなことを言う。 それはまるで彼女自身にとって嬉しいことのような笑い方で、僕は余計に訳がわからなくなっていた。 「ほら……よっと」 大地が鞄から取り出したのは、縦三十センチ横二十センチほどの白いボール紙の箱だった。 何も書かれていない真っ白な箱……いや、右上にマジックらしきもので何か書いてある。 「ん……『MMS-ANG』? 何これ?」 「武装神姫だよ」 僕の疑問に即答したのは若山さんだった。 その顔は、やっぱりとても嬉しそうで。 「武装神姫……って、あの武装神姫?」 「他に武装神姫ってのがあるとは知らないが、その武装神姫だよ」 今度は大地に返された……そりゃ、そのくらいわかってるけどさ。 武装神姫の名ならよく知っている。 僕はシステムエンジニアの仕事をしているが、その関係で新しいテクノロジー絡みのニュースなんかは逐一チェックするようにしている。 四年前くらいだったか、その武装神姫が発表されたニュースも、記憶にはあった。 もっともその時僕が興味を持ったのは、前面に押し出されていた感情プログラムの方ではなく――その手のプログラムは僕の専門外であり、よくわからなかったというのも理由だ――駆動系、つまりハードウェアの方だったんだけど。 「まあいいじゃない……で、どうしたのこれ? 大地が買ったとか?」 それにしては梱包がちゃんとしてないけど、なんて続けた僕を、大地はからからと笑い飛ばした。 「違うって。まあ俺も興味がないわけじゃないけど……世話とか大変そうだし、何より成海がうるさいからな」 大地の言葉に、若山さんが何故か胸を張る。 「当然でしょ~。私というものがありながら、神姫の女の子にうつつを抜かすなんて、お天道様が許してもこの私が許さないんだから~」 中身だけとれば強気な発言なんだろうけど、間延びした声のせいで全然そうは聞こえない。 そんな若山さんの言葉に、大地は肩をすくめた。 「だってさ。自分は神姫持ってるくせに、理不尽だと思わねえ?」 「私はいいのよ~、女の子同士だし? それとも何、大地ってば神姫にヤキモチやくのかしら~?」 うりうりと大地の頬を突っつく若山さん。これはこれで、きっと仲がいい証拠なんだろう……僕にはよくわからないけど。 「へえ、若山さんは神姫を持ってるんだ。じゃあ、この神姫は若山さんの二個目ってこと?」 何気なくそう言った僕に、若山さんは真剣な顔で身を乗り出してきた。 普段のほわっとした彼女からは想像もつかない様子に、僕は思わずたじろいでしまった。 「狩野クン……悪気がないのはわかってるけど、その『個』って言い方は取り消してくれるかな? 武装神姫はただのロボットじゃない、それぞれが人格を持って『生きて』いるんだから」 どうやら彼女にとって、武装神姫という存在はとても大切なものらしい。 確かに、武装神姫が心を持っているというのは僕も聞いたことがあるし、ましてや彼女はその武装神姫と共に過ごしているのだ。 それを物呼ばわりされたら怒るのは当然だと気付く。 「ごめん、不用意な発言だったね。さっきの言葉は取り消すし、若山さんに……それから、若山さんの神姫にも謝る。本当にごめん」 そう言って僕が素直に頭を下げると、若山さんは一転してほわっとした表情になった。 よかった、許してくれるみたいだ。 「うん、ありがと~。狩野クンならわかってくれるって思ってたよ。それにうちのコにまで謝ってもらえるなんて、私感激だわ~」 すっかりいつもの調子に戻った若山さん、さっきの面影は微塵もない。 そんな彼女の様子に大地は苦笑いだ。 「それでね、このコのことなんだけど……残念ながらうちにはお迎え出来ないのよ~。神姫って世話するのに結構お金が必要でね。さすがに二人目は……」 若山さんがとっても悲しそうな顔でうなだれる。 どよーんという効果音が聞こえてきそうだ。 そっか、若山さんが買ってきたわけでもないのか……あれ、待てよ? 「……あれ、じゃあこのコは誰が買ってきたの?」 「買ってきたんじゃなくて、うちの会社のものだったんだよ」 大地が僕に言う。うちの会社……って、え、うち? 「うちの会社、そんなこともやってるんだ?」 「まあな。ほら、うちの会社って『何でもお任せください』がウリだろ? ま、武装神姫に関して言えば、やってたってのが正解なんだけどな」 僕達が勤めている会社『PPFコーポレーション』は、今大地が言った通り何でもやってるっていうのがセールスポイントの一つにある。 ゆりかごから墓場まで、って言えばわかりやすいかな。 大地曰く、その一環で武装神姫の流通ルートにも介入しようとしたらしいけど、さすがにその手の専門企業には敵わなかったらしい。 そして現在では事業から撤退、結構な数の武装神姫が在庫として残ってしまったとか。 大多数は関係社員が引き取っていったらしいけど、この神姫だけ最後まで残ってしまい、いよいよ廃棄処分かというところを、若山さんが見かねて引き取ってきたそうだ。 「そんなことがあったんだ、全然知らなかったよ」 「お前なあ、少しは社内の他のことも気にかけろよ? まあ、お前んとこは突出した専門分野だからしょうがねえのかもしれないけどさ」 僕の言葉に大地が苦笑する。 そう言われても、自分に興味のないことには全く関心がいかないのが僕なんだから仕方ない。 「そっか、このコこのままじゃ行く場所がないんだ」 言いながら、白い箱をそっと撫でる。 この中にどんな神姫がいるのか知らないけれど、心を持てる可能性のある者が、その機会すら与えられないままに消えていくしかないのは理不尽だと思う。 それは殺人と同じなんじゃないか……そんな考えが頭をよぎった。 唐突に、がばっと手を握り締められる。 何事かと顔を上げると、目をうるうるさせた若山さんが両手でがっちりと僕の手を掴んでいた。 ちょっとだけ、痛い。 「そうなの~! 可哀想なのよ~! こんなのってないわよね~、理不尽だと思わない~?」 今にも泣きそうな顔で、僕が考えていたことと似たようなことを言う。 もしかして僕の心を読んでたんじゃ……なんて、そんなわけないか。 それはさておき、確かに可哀想だとは思うし、何とかしてあげたいとも思う。でも、僕に出来ることなんて一体何が……あ。 「もしかして……僕にこのコを引き取ってほしいってこと?」 鈍い鈍いと言われる僕だけど、さすがにここまで条件が揃っていれば気付く。 僕の言葉に、大地は大きく一回、若山さんはぶんぶんぶんと三回、それぞれ首を縦に振った。 「そういうこと。いきなりの頼みで悪いとは思っちゃいるが……引き受けてもらえないか? これは成海だけじゃなく、俺からの願いでもあるんだ」 大地の目は真剣だった。 大地が神姫に対してどんな想いを抱いているかはわからないけど、少なくともこの言葉が本気であることは間違いなかった。 「お願いっ! お願いします~っ!」 若山さんが両手で俺を拝んでくる。 何もそこまでしなくても……と思ったけど、彼女もそれだけ本気だってことだろう。 気付けば大地も僕に頭を下げている。 正直言って、僕は武装神姫にさほど興味はない。 そして、興味のないことは、いかに周りがもてはやしてても手を出さないのが僕の信条でもある。 とはいえ、こんな事情を前にして、しかも二人からこんなに必死にお願いされた上で、それを無下に出来るほど、人として腐ってはいないつもりだった。 「二人とも、顔上げてよ。大丈夫、このコは僕が引き取るよ」 僕がそう言った途端、再び若山さんががばーっと僕の手をとり、ぶんぶんと振り回す。 いや、だからちょっと痛いってば。 「ホント!? よかったあ~、このままじゃ私心配で夜も眠れないところだったよ。ありがとう~!」 そこまで感謝されるとは思ってなかったので、僕は少々戸惑ってしまう。 その一方で、彼女がどれだけ神姫のことを大事に想っているかが、僕にも伝わってくるのを感じた。 大地はやれやれといった感じでソファに深く腰掛けているが、その表情には間違いなく安堵の色が見えた。 彼女のこともあるし、やはり大地も心配していたんだろう。 それから僕は、二人――主に喋っていたのは若山さんだけども――に神姫のことについて色々と教えてもらった。 仕事柄、メンテナンスとかそういった類の話は問題なく理解できたけど、やはりそれだけで万事オーケーというわけでもないらしい。 特に神姫とのコミュニケーションは僕にとって大問題だった。 「神姫も心を持っているんだから、細かいこと考えずに、普通に人と接するのと同じように接してあげればいいんだよ~」 なんて、若山さんは言っていたけれど、人付き合いが得意とは言えない僕にとってそれが一番の気がかりであるということに、彼女は気付いてないようだった。 やれやれ、これからどうなることやら……。 こうして僕と神姫との共同生活が始まることになった。 家までの道を歩きながら、僕は漠然とした不安とちょっとした期待を、同時に感じていた。 TOP 2.目覚めは猫の鳴き声で
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戦うことを忘れた武装神姫 その4 後日談 第04話・戦うことを忘れた武装神姫-4 の続き。 その日、久遠が帰宅した後の話であります。。。 お土産のプリンを賞味ながら、食後のひととき。昨夜の件を 他の神姫達に話すと、皆一様に驚いた。 「へー、リゼって歌が上手かったんですね。」 とシンメイ。 「もう、別にそんなに上手いわけじゃないんだから・・・。」 照れながらも嬉しそうなリゼ。 「ねえねぇ、なにか歌ってよ。」 エルガがリゼの腕を掴んで懇願する。 「え、えー、じゃぁ・・・マスター、あのCDまだあったよね? いいかなぁ。。。」 「ほいきた。」 さっとCDを用意し、さくっと再生。 3曲程をさっくりと歌う。 ・・・上手い。 ・・・こりゃぁ・・・デビューできるんでない? ・・・ってくらいに上手い。 拍手喝采。赤面し、照れに照れるリゼ。でもトコトン嬉しそう でもある。。。 本来なら長姉になるべき生まれでありながら、 俺の所においては末妹と何とも微妙な立場であり、本人も相当 コンプレックスを抱いていたようだが・・・そろそろ吹っ切れ たのだろうか。 「リゼ、すごいじゃない。」 中でも、人一倍嬉しそうなのは、リゼと(ロット上は)同期のイオ。 「そうだ、日本の昔からの歌とかも歌えるの?」 シンメイが手を叩きながら聞いた。 「知っている曲ならいけるよ。そう・・・とおりゃんせ、とか。」 と言ったリゼ、静かに歌い始め・・・ ・・・シンメイが震えあがってしまった。 上手い人が歌うと、テッテー的に不気味さが増すこの曲。 怖い話がどうにも苦手なシンメイには、久々の一撃となったようで、 こんどはシンメイが寝付けなくなってしまった。結局この日の夜は、 シンメイの話し相手をするハメになってしまった。。。 昔話を怖がるほど、繊細な心の神姫たち。 そう、ここに居るのは戦うことを忘れた武装神姫。。。 <トップ へ戻る<
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武装神姫のリン 鳳凰杯篇 その1 「…すみませんが、終わりにさせて頂きます」 アングルブレードが相手のマオチャオの武装腕部を切り落とし、強烈な後ろ回し蹴りを放つ。 壁に激突したマオチャオは遂に沈黙。 リンの予選突破が決定した。 「リン、お疲れ様」 筐体から出てきたリンにパックジュースを渡す。もちろん神姫サイズだから指先でつまむような感じだが 「ありがとうございます。さすがに4連戦は疲れました」 「公式戦より1試合のインターバルが短かったからな~仕方ない。まあ今日はこれで終りだから大丈夫だろ?」 「はい、もちろんですよ。」 リンを肩に乗せてオーナールームを出る。 「リンちゃんに亮輔もお疲れ様~」 入り口付近で茉莉がティア、花憐を連れて待っていた。手作りの弁当を持って。 ==== 「さて、予定通り?に決勝リーグ進出だけど次の相手は誰なの?」 みんなで弁当を食べていると茉莉が聞いてきた。 「えっと…抽選ですから誰が相手になるかはまだわかりませんね。」 「そうなんだよな、あの『ルシフェル』と当たったりしたらまず勝ち目が無いだろうしな~」 「…そんな弱気な亮輔は好物のから揚げ没収~」 ひょい、と茉莉の箸が伸びてきて俺の小皿に乗ったから揚げを持っていった。 「あ!!!」 そしてそのまま茉莉の口へ、それが最後の1個だったにもかかわらず、だ。 「まあ、自業自得ですわね」 「マスター…そんなことではダメですよ」 「パパ怒られてる~~」 「最後の1個、でかいのをとっておいたのに…orz」 こんな感じで昼食を済ませ、次の日まで試合は無いのでその日のうちは会場をぶらついたりしていたわけだが… いろいろお店があって楽しめたりしつつ、俺の小遣いが順調に減っていたのはいうまでも無かった。 ==== 翌日 とりあえず昨日飲んだワインに酔ってまだ寝ている茉莉たちは置いといて。 リンと一緒に散歩へ。 軽くホテルにくっついてる公園を周ってきた。 しかしまだ茉莉は起きないので俺は準備をすることにした。 「さて…決勝リーグとはいえ試合は昼からだから。準備するか」 「マスター?」 「リン、今日はアレをサイドに入れとくぞ。相手によっては使わざるを得ない状況も生まれるだろうから」 「ですがマスターの仕事が忙しくて調整が済んでいないのでは?」 「フッフッフッ…」 俺のなんか絵にしたらヤバイ笑みを見てリンが怯えている…この笑みは今後しないようにしよう。 「まさか完成してるんですか?」 「そのまさかだ」 「いつの間に…」 「会社でちくちくと。」 「仕事ほっぽり出してですか!!?」 「いやいや、並列処理だから問題ない」 「…全く」 「とはいえコードの編集は大変だったからな。今から最終調整するぞ。」 「今からですか??」 「大丈夫だ、装備は完璧。」 俺が鞄から取り出すはB5サイズモバイルノートとおなじみトレーニングマシン。 てきぱきと準備を進めていく俺に促されトレーニングマシンに接続するリン、しかしそこで俺の持ってきたPCが以前と違うことに気がついたらしい。 「マスターってこんなにいいPC持ってましたっけ?」 「いや、会社での支給品だ。」 「いいんですか?勝手に持ち出して」 「大丈夫だ、許可は取ってあるし神姫のデータも必要だからな。なにより最新のCPUが載ってて作業が早い早い」 「ならいいんですが。じゃあ始めますね。どのパターンでやればいいんですか?」 「うーん、とりあえず基本のパターンE、F、Gあたりで軽くやってみてくれ。」 「はい…データ展開が段違いには早い?」 「当たり前だな、ウチのPCはCPUが3世代ぐらい前ので他のパーツの延命処理で使ってたから」 「そんなに古かったんですか…」 「いや、処理が"多少"遅いだけで他には支障なんて無かったし。現にトレーニングの感覚は変わらないだろう??」 「はい、データ展開に関しては実感できましたがこっちはそれほどの差は無いです」 「トレーニング自体の処理はボロCPUでも大丈夫なレベルなのが幸いだった」 「ですね、ただデータ展開にかかる1分間はCPUが遅かったからなんですね…」 「…スマン」 「いえ、いいですよ。これからは基本的にこのPCでできるんですよね??」 「そうだな。データは全部暗号化されてるしネットには繋がないからデータ流出も無い、セキュリティはほぼ完璧だ」 「っと、パターン全部終了しました。」 「どうだった? 2週間前の仮データに比べてかなりレスポンスが上がってると思うんだが」 「…すこし右腕の反応が鈍く感じます」 「くっそ~そうか…がんばったんだけどなあ」 「いや、あくまで理想からってだけで、コンマ3秒ほどしか実践と違いませんよ」 「フォローしてくれるのはうれしいんだが、過去のデータから完璧だと思ったパラメータだったんだよ」 「マスターのせいじゃありませんよ、私の調子がほんの少しマスターの設定と違ってただけですし」 「しかしなあ…」 「もう、昨日からマスターは少し臆病です。」 そうしてリンはトレーニングマシンから身を乗りだして… "ちゅ" 「これで大丈夫ですよね?マスター」 いつもの笑顔を向けてくれた。 「ああ…もう大丈夫だ、ありがとうリン。」 「…はい、マスター」 「…朝からちちくりあってますの?お姉さまにご主人様?」 「「っぶ!!」」 とティアの登場で2人の雰囲気が良くなったがこのまま進展するわけも無く、一緒に起きてきた茉莉と花憐にわめかれ叫ばれしつつ調整を続け朝は過ぎていった。調整の結果は…ぶっつけ本番で見るしかなさそうだ。 そして決勝リーグの幕が上がる。 決勝リーグだけにそうそうたるメンバーだった。 各ランクで有名な神姫が名を連ね、中でもリーグ初期からトップレベルリーグに君臨したにもかかわらず最近は全く公式戦に参加しなかったが実力は折り紙つきの悪魔型『鋼帝』ジルがいることが衝撃だった。 しかも茉莉たちよりもさらに年下。今で高校生ぐらいだろうか?という年齢の少女がオーナーということで衝撃を受けたものだ。 その"ジル"が出場しているとは知らなかったためにそこで初めて彼女とそのオーナーに会ったのだが…ぶっちゃけ可愛かった。 まさに可憐ともいえる容姿で神姫のジルの戦い方からは想像できなかった。 あれならファンも多いのもうなづけると感じた次第だ。聞けば彼女も「エルゴ」の常連らしい…見たこと無いんだけどな~ …とそういうことにうつつを抜かすとまたリンと茉莉にどやされるので抑えて抑えて…試合のことだけを考えよう。 そう気を引き締めた数秒後、対戦相手が発表された。 相手は…ミカエル。 あの鶴畑兄弟の次男にして、兄弟内でも一番タチが悪い。 今までの装備の傾向-高機動装備による遠距離からの超大出力の砲撃、そして鉄壁の防御-からして、悪魔型の通常装備では全く歯が立たない相手だ。 やっぱりアレを装備パターンに加え、最後の最後まで調整を加えたのは正解だったらしい。 「ミカエル…鶴畑家の神姫、その中でも八百長を行ってまでランクを上げているオーナーの神姫…実力の差があろうとも負けられないです。マスター、突撃装備…使ってもいいですか?」 俺に聞いてくるリンにはいつも以上に気迫が感じられる。 それを見た俺も覚悟を決めなければいけない。 即ち、防御を取っ払っての突撃装備をリンに使わせる覚悟を…だ。 「分かった…使おう。 ただ最初からアレを使っても自滅するのがオチだ。使う場面は…わかってるよな?」 「はい、マスターと私がいつも練習してるあの場面ですね?」 「分かってるなら大丈夫だな。試合まで時間があるし、安心してクレイドルで寝ておけばいい。」 「はい…マスター??」 「うん?」 「おやすみのキス…くれませんか? してもらえれば絶対に安心できるので」 「ああ」 そうして軽く口づけを交わしてリンを眠りに付かせた。 俺は試合までの2時間、死ぬ気で突撃武装のチューニングをしなければならない。 試合前にそこまで必死な顔はリンに見せたくなかった。 そして2時間後、俺とリンが臨む試合まで10分を切った。 あとはやるだけ。 俺はリンを肩に乗せ、ステージへと歩き出した。 ~鳳凰杯篇その2?~
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武装神姫・標準武装一覧 ※各武装の設定は非公式のものです。 『フブキ』【大手裏剣・白詰草】 【忍者刀・風花】 【忍者鎌・散梅】 【飛苦無・蓮華草】 『アーンヴァル』【アルヴォ PDW9】 【アルヴォLP4ハンドガン】 【GEモデルLC3レーザーライフル】 【M4ライトセイバー】 『ストラーフ』【フルストゥ・グフロートゥ】 【フルストゥ・クレイン】 【アングルブレード】 【シュラム・リボルビンググレネードランチャー】 【モデルPHCハンドガン・ヴズルイフ】 『マオチャオ』【研爪(ヤンチャオ)】 【防壁(ファンビー)】 【旋牙(シャンヤ)】 【ぷちマスィーンズ】 『ハウリン』【十手(じって)】 【棘輪(きょくりん)】 【吠莱壱式(ほうらい・いちしき)】 【ぷちマスィーンズ】 『ヴァッフェバニー』【カロッテP12】 【カロッテTMP】 【STR6ミニガン】 【ハグタンド・アーミーブレード】 『サイフォス』【コルヌ】 【デファンス】 【ベック】 【クリニエール】 『紅緒』【為虎添翼(イコテンヨク)】 【怨徹骨髄(エンテツコツズイ)】 【気炎万丈(キエンバンジョウ)】 【破邪顕正(ハジャケンショウ)】 『ツガル』【ハイパーエレクトロマグネティックランチャー】 【フォービドブレイド】 【ホーンスナイパーライフル】 『ジルダリア』【アレルギーペタル】 【モルートブレイド】 【グラースプアイビー】 【ポーレンホーミング】 【フレグランスキラー】 『ジュビジー』【ハンマーシード】 【パウダースプレイヤー】 【グリーンカッター】 『フォートブラッグ』【FB256 1.2mm滑腔砲】 【FBモデル M16A1アサルトライフル】 【FB0.9V アルファ・ピストル】 『エウクランテ』【ゼピュロス】 【エウロス】 【ボレアス】 【テンペスト】※ 『イーアネイラ』【スキュラ】 【ネプチューン・トリトン】 【ネプチューン・プロテウス】 【サーペント】 【トリアイナ】 【オルフェウス】 【exOPT MM09MRアタッチポール】 【メイルシュトローム】 『ヴァッフェドルフィン』【フィンブレード】 【アンカーナイフ】 【カロッテMP6】 【ヴァッサーマン・トーペードG】 【ヴァッサーマン・D-MP】 『ウィトゥルース』【コンピクトU7】 【ルインM21】 【ラピッドランチャー】 【インフェルノキャノン】 『ティグリース』【風神(フウジン)】 【雷神(ライジン)】 【極閻魔(コクエンマ)】 【朱天(シュテン)】 【炎虎甲】 『グラップラップ』【フレキシブル・マニピュレータ】 【ハイブレス・マニュピレータ】 共通武装【サイズ・オブ・ザ・グリムリーパー】 【ソード・オブ・ガルガンテュア】 【ASM-Ⅶ“ハルバード”大型ミサイル】 【ASM-Ⅳ“カッツバルゲル”中型ミサイル】 【ASM-Ⅵ“スティレット”小型ミサイル】 【SMG-A4W“ジャマダハル”サブマシンガン】 【銀のフォーク】 【“シェルブレイク”パイルバンカー】 【ポラーシュテルン・FATEシールド】 【青龍刀・飛鱗「フェイリン」】 【ホウキ・オブ・ザ・クリーンキーパー】 【パンチンググローブ“紅き炎の拳”】 【パンチンググローブ“蒼き風の拳”】 【RHG-AT2“ピースビルダー”リボルバー】 【グリーフエングレイバー】 【バルムンク】 【ツインビームガン】 【ローズブーケ(赤)】 【ロケット砲“シュトルム・ウント・ドランク”】 【レトロビームガン】 【パラソルスピア】 【フライングソーサー】 【モアイ像】 【銀のナイフ】 【スタンロッド】 【桃花扇】 【クライモア】 【ブーメラン】 【レーヴァテイン】 【野太刀】 【エーススラッシャー】 『フブキ』 【大手裏剣・白詰草】 ○投擲武装 持ち手のついた巨大な手裏剣。 質量があるので投げつけても威力が落ちないが、コントロールが難しいためある程度の技量が必要。 イベントにて無料配布されたプロモーションアイテムで、市販されていない。 【忍者刀・風花】 ○至近距離 刃に反りが無い直刀。 軽量で、突きに長ける。 白詰草と同じくプロモーションアイテムなので、非売品。さらにこちらは白詰草よりも入手機会が限られていたため、現在は半ばレアアイテムと化している。 【忍者鎌・散梅】 ○斬撃武装 片手で用いる小型鎌。 軽快に振るうことが出来るが、なかなか馬鹿に出来ない鋭さを持つ。 【飛苦無・蓮華草】 平らで小型の刃物。 携行性に優れ、投擲ほか様々な用途に使用できる忍び道具。 『アーンヴァル』 【アルヴォ PDW9】 短機関銃。携行性に優れて取り扱いが容易。 また、自己防衛にも十分な威力を持った火器である。 :PDW=Parsonal Difence Wepon 【アルヴォLP4ハンドガン】 ○実弾式拳銃 未来的デザインのハンドガン。 ケースレス方式。 非常に軽量である。 【GEモデルLC3レーザーライフル】 神姫から考えれば、携行がギリギリ可能というレベルの大型レーザー砲。 その重量・サイズゆえに扱い難いが、それを補って有り余る破壊力を有する。 【M4ライトセイバー】 柄から発する棒状の光の刃により、敵を攻撃する白兵戦用武器。 『ストラーフ』 【フルストゥ・グフロートゥ】 両刃で鍔が無く、反り返りが多い、複雑な形状をした幅広の剣。 【フルストゥ・クレイン】 グフロートゥより一回り小さな幅広の剣。同じく独特な形状をしている。 両刃で鍔を持たない一体成型。形状・重量から投擲にも向く。 【アングルブレード】 ストラーフが持つ様々な剣の一つ。両刃。 中程から根にかけては刃が弧を描き、先にかけては直刃となっている、非常に独特な形状をした長剣。 【シュラム・リボルビンググレネードランチャー】 回転式弾倉からグレネード弾を発射する、携行タイプの重火器。 高威力な反面、反動が大きく、重量の面から取り回しが難しい。 【モデルPHCハンドガン・ヴズルイフ】 リボルバータイプの大型拳銃。大口径で威力が高い。 『マオチャオ』 【研爪(ヤンチャオ)】 衝袖・裂拳甲の上から装着する格闘武装。 鋭い三本爪のクローユニット。 【防壁(ファンビー)】 衝袖・裂拳甲の上から装着する防御兵装。 丸っこいシールド状ユニット。 【旋牙(シャンヤ)】 裂拳甲を取り外し、まるまる換装するという装着スタイルをとる大型ドリル。 そのコミカルな外見に反して、凶悪なパワーを誇る。 【ぷちマスィーンズ】 ○特殊兵装 五体いるマオチャオのサポートユニット。 それぞれ異なるデザインで構成されている。 一体がマオチャオの背中で指令を出し、他四体が様々な兵装で攻撃する。 主に近接戦闘重視のルーチンが組まれている。 『ハウリン』 【十手(じって)】 棒の柄に鈎爪がついた鈍器。 打突のみならず防御にも使用でき、威力は高くないが使い勝手の良い武器である。 【棘輪(きょくりん)】 ○投擲用リング リング状の武器。 刃が多数設けられている。 【吠莱壱式(ほうらい・いちしき)】 ○実弾式ロケット砲 腕部に装着する大型のロケット砲。 骨をモチーフにした形状をしている。 特殊機能として強力なプラズマを弾頭に圧縮させて撃ち出す『ハウリングサンダー』がある。 【ぷちマスィーンズ】 ○特殊兵装 五体いるハウリンのサポートユニット。 それぞれ壱、弐、参、肆、伍とマーキングされている。 一体がハウリンの背中で指令を出し、他四体が様々な兵装で攻撃する。 マオチャオのものと違いこちらは遠距離戦主体となっている。 『ヴァッフェバニー』 【カロッテP12】 ○実弾式拳銃 オートマチック式ハンドガン。 スライド上部が切り取られ銃身が露出しているのが特長。 レーザーサイトが装着されている。 【カロッテTMP】 サブマシンガン。オプションとしてスコープが装備できる。 :TMP=Tactical Machine Pistol 【STR6ミニガン】 ○実弾式機関銃 手持ち式のミニガン。 取り回しは難しいが、弾幕を張るのに向いている。 【ハグタンド・アーミーブレード】 片刃の直剣。 『サイフォス』 【コルヌ】 幅広の長剣。用途的にはバスタード・ソードに近い。 鍔・柄に豪奢な装飾をあしらっているが、機能性は損なわれていない。 【デファンス】 サイズ的には騎上刺突用クラスの大きさを誇るランス。 コルヌと同じく柄の部分を中心に金の装飾が目立ち、実用性はもとより儀礼的な意味でも効果が大きい。。 【ベック】 ○クロスボウ 強力な弦をハンドルによって巻き上げる、クレインクライン・クロスボウ。 通常のクロスボウに比して高威力だが連射性能はかなり低い。 【クリニエール】 ○実体斧 片手用ハンドアックス。 比較的小型で見た目より取り回しやすい。 相手に投げつけることもできる。 『紅緒』 【為虎添翼(イコテンヨク)】 装飾らしき物はほとんど無い太刀。 【怨徹骨髄(エンテツコツズイ)】 同、脇差。紅緒の武器はサイフォスと違い、飾り気が少ない実用性重視のデザインになっているようだ。 【気炎万丈(キエンバンジョウ)】 ○実弾式滑腔銃 火縄銃。 実物の火縄銃と操作方法が同じなので連射力は低い。 【破邪顕正(ハジャケンショウ)】 ○実体長刀 薙刀。 リーチが長く威力も高い。刃が十字になっている。 『ツガル』 【ハイパーエレクトロマグネティックランチャー】 リアユニットに接続されている大型電磁加速砲。 高初速の弾丸を発射できるほか、空中姿勢制御の補助ユニットとしても使用できる。 【フォービドブレイド】 ○電磁式実体剣 背部ユニットに装着される双剣。 刃は長刃と短刃になっている。 【ホーンスナイパーライフル】 狙撃用自動小銃。 長い有効射程と精密な照準による高い命中精度を誇る。 『ジルダリア』 【アレルギーペタル】 ○打撃武装? 相手神姫に対して何らかの状態異常を起こす音波を発生する、花びらを模した音叉状格闘武器。 これに限らずジルダリアの武装は、従来の神姫のものと違い見た目から性能が判断できかねるものが多い。 【モルートブレイド】 ○実体剣 片刃の剣。ジルダリアの武装の中ではもっとも一般的なものといえる。 ちなみにモルートとはイタリア語で「非常に」と言う意味で、オリーブの中にも同じ名前の品種がある。 【グラースプアイビー】 ○鞭 ツタを模した鞭状の武器。その名の通り相手神姫を拘束し動けなくする。 【ポーレンホーミング】 ○特殊拳銃 七つの銃口から花粉状の弾丸を放つハンドガン。 弾速は遅いが一発一発が高い誘導性能を持っており、拳銃系の武器の中では冗談みたいな強さを誇る。 【フレグランスキラー】 ○特殊銃器 弾丸ではなく状態異常特性のある香水を高圧噴霧する銃。射程はそれほど長くないものの、アレルギーペタルと合わせて用いることで発揮されるいやらしさは他の神姫の追随を許さない。 『ジュビジー』 【ハンマーシード】 ○打撃武装 フレキシブルにしなって威力を増す棍棒で、いわゆるフレイル。数少ない殴打系の格闘武装。 【パウダースプレイヤー】 ○特殊機関銃 小さな胞子状の弾丸をスプレーするように撃ちまくるマシンピストル。弾丸の小ささは弾道が煙に見えるほどである。見た目どおり水平方向に対して自動で発射角度を変えることができ、射手は縦軸を合わせるだけでよい。 物理的な威力はほとんどないが、ジルダリアの武器同様弾丸に状態異常特性がふくまれているようだ。 【グリーンカッター】 ○機械式斬撃武装 ぎざぎざの葉を模した回転のこぎり。ポップな外見とは裏腹に凶悪な性能である。 『フォートブラッグ』 【FB256 1.2mm滑腔砲】 ○実体式滑腔砲 おそらく現在まで発売されている公式実弾武器の中では一番の威力を誇る大砲。 箱から出した状態では「絶対に砲口を覗かないでください」などと書かれた大きな注意書きが貼られ、砲口には安全キャップがはめ込まれている。 あらゆる装甲を貫通する徹甲弾を撃ち出すが、反動に精密機器が耐え切れないため単体での照準機能はない。また最大装薬の砲弾は専用のバックパックを使って固定、接地しなければ撃てないほど強力で、手持ちで撃とうものなら撃った神姫が反動で転んでしまう。 【FBモデル M16A1アサルトライフル】 伝説的名銃であるM16A1をフォートブラッグ用にリデザインした物。 自動小銃。小口径と軽量なボディで携行性に優れ、オプションとして銃身下部に単発式のグレネードランチャーを装備できる。 【FB0.9V アルファ・ピストル】 ○電気発火式実弾拳銃 ハンマーのモールドはあるが、名前の通り電気発火式のハンドガンのようである。 拳銃系武装の中では命中精度が高い部類に入る。 『エウクランテ』 【ゼピュロス】 ○小型ボウガン 牽制用等に使用されるビームボウガン。主に手首部分のハードポイントに装備される。 エネルギー兵器のため反動が少なくその分高威力、高命中率を誇る。 【エウロス】 ○斬撃兵装 2対装備する大型の片手用格闘用ブレード。 後述する【テンペスト】を構成する部品となり、またトリガーが設置されていることから 何らかのエネルギーを刀身威力の向上用に使用してると思われるが、詳細不明。 【ボレアス】 ○ビームランチャー 取り回しと優れた二連式高出力ビームランチャー。 上下二連装の銃身が特長で、下部は左右に回転させることができるため熟練した神姫であれば二目標同時攻撃が可能である。 【テンペスト】※ ○合体武装 上記三種の武装と本体のリアテイルパーツを組み合わせて作られる大型ビーム砲。 ボレアスの台尻にある大口径砲身を前方に向け、他の武装のエネルギーも集中・集約して発射する。 『イーアネイラ』 【スキュラ】 ○射撃兵装 水中での推進を重視した鏃型の弾丸を発射するレールガン。近距離の牽制として用いる。 後述のアタッチポールと組み合わせることにより、槍としても使用可能。 【ネプチューン・トリトン】 ○射撃兵装 二連装の水中機関銃と小型水中ミサイルランチャーの複合武装。ミサイルを魚雷と表記しないのは、地上でも発射できるため。 【ネプチューン・プロテウス】 ○射撃兵装 二連装の大型魚雷発射筒。 【サーペント】 ○射撃兵装 LC3レーザーライフルのイーアネイラ版といった面持ちの大型ランチャー。ただし撃ち出されるのはレーザーではなく、強力な指向性の振動波を持った音響(フォノン)メーサーである。水中では音速が秒速1000メートル以上にもなるため、本武装の優位性は言うまでもない。 【トリアイナ】 ○刺突兵装 イーアネイラ唯一の格闘武装。単体でも軽量な短剣として使用できるが、後述のアタッチポールとの組み合わせで、投擲槍、トライデント、二つ組み合わせてツイントライデントと、多彩に変化する。 【オルフェウス】 ○防御兵装 琴の形をした盾。攻撃を受けると弦によってその衝撃などに呼応した逆位相振動をぶつけてダメージを相殺する。特に波そのものであるレーザー兵器に対しては非常に有効である。 【exOPT MM09MRアタッチポール】 ○特殊兵装 用途によってその役目を変える追加アイテム。格闘武装の長さを稼ぐ棒になったり、電力兵器の追加バッテリーになったり、銃砲の追加砲身になったりする。 【メイルシュトローム】 ○合体兵装 上記のトリアイナ、オルフェウス以外の全ての武装を合体させた大型複合射撃武装。 全武装の一斉射撃により圧倒的な弾幕と威力を発揮する。 『ヴァッフェドルフィン』 【フィンブレード】 ○斬撃兵装 水中潜行時の舵にもなる特殊剣。トンファーのように使用する。 【アンカーナイフ】 ○投擲兵装 ワイアーを張って水中で神姫自身を固定するためのナイフ。もちろん攻撃にも使える。 【カロッテMP6】 ○射撃兵装 密閉性が高く水中での作動にも支障をきたさない機関銃。銃身が二つあり、下はその機関銃だが、上は水中で使用するニードルガンである。セレクターが四つあることから判別できる(安全、単発、連発、ニードルであると思われる) 【ヴァッサーマン・トーペードG】 ○射撃兵装 小型の魚雷を高速射出する魚雷発射筒。威力よりも制圧力を重視してある。 【ヴァッサーマン・D-MP】 ○射撃兵装 片手で扱える超小型の無反動砲。弾体そのものに推進力があるため水中での使用も可能である。 『ウィトゥルース』 【コンピクトU7】 ○実弾式拳銃 やや大型のハンドガン。ナックルガードが付いているのが特徴。 ハンドガンの中では珍しく、ハードポイントが側面に設置されている。 【ルインM21】 ○実弾式機関銃 直覚的なデザインの機関銃。比較的大型ではあるがバランスは良く、片手で傾向可能。 後部にハードポイントが設置されている。 【ラピッドランチャー】 ○電磁式加速砲 全体的に曲面で構成されたレールガン。連射可能な兵装とされている。 神姫本体の装備に接続して使うケースが多いが、収納式グリップが設置されており、 手に持って射撃することも可能。 尚、ウィトゥルースは上記3武装を2つずつデフォルトで装備している。 【インフェルノキャノン】 ○荷電粒子砲 ティグリースの主砲とも言える大型ビームランチャー。 その強大な威力・反動ゆえに連射は不可能だが、絶大な破壊力を持つ。 また、簡易ビーグル【プッチブレイカー】の基部ユニットにもなる。 『ティグリース』 【風神(フウジン)】 ○片手剣 湾曲した刀身を持つ片手剣。 鋭い切れ味を持つ。 【雷神(ライジン)】 ○片手剣 稲妻のような波打った刀身を持つ片手剣。 帯電性能があり、切れ味以上の破壊力を持つ。 【極閻魔(コクエンマ)】 ○片手剣 真っ直ぐな刀身を持った片手剣。 癖がなくどんな状況においても対応可能な汎用性の高い剣である。 尚、上記3種の剣をティグリースはそれぞれ2竿づつ所持している。 【朱天(シュテン)】 ○両手大剣 大型の実装剣。扱いは難しいが、その一撃は絶大な威力を持つ。 また基部から2割にして使用することも可能。 【炎虎甲】 ○格闘兵装+防御盾 通常はリアパーツにセットされている大型装甲だが、 真鬼王の腕部に変形する機能を活かし直接神姫腕部に接続、格闘戦に使用することも可能。 その場合、チーグルアームに匹敵する威力を生み出す。 『グラップラップ』 【フレキシブル・マニピュレータ】 ○作業用アーム 補助用マニュピレータ。 出力は低いが、細かな作業に向いている。 【ハイブレス・マニュピレータ】 ○作業用アーム 大型マニュピレータ。本来は戦闘用ではないものの、その鋼鉄をも引きぢぎることが可能な出力は 戦闘用としても十分実用に耐えられる。 共通武装 【サイズ・オブ・ザ・グリムリーパー】 ○至近~近距離 細身で鋭利な鎌。 スイッチを入れることで刃が赤熱し相手の装甲を溶断することができる。 【ソード・オブ・ガルガンテュア】 ○至近~近距離 大型の片刃剣。 その重量にまかせて相手を叩き切るのがセオリー。 【ASM-Ⅶ“ハルバード”大型ミサイル】 ○中~遠距離 神姫の背丈ほどもあるミサイル。 威力は絶大だが見た目どおり鈍重で命中率は期待できない。 手に持ってそのまま投げつける豪快な使用例も報告されている。 【ASM-Ⅳ“カッツバルゲル”中型ミサイル】 ○中~遠距離 太めのミサイル。 バランスが取れているので使い勝手が良い。 【ASM-Ⅵ“スティレット”小型ミサイル】 ○近~中距離 短距離ミサイル。 単発の威力は低いが一度に多数装備できる。 【SMG-A4W“ジャマダハル”サブマシンガン】 ○近~中距離 サブマシンガンと謳っているが実質アサルトライフルに近い。 構造的に頑丈でかなり乱暴に扱っても壊れない。 【銀のフォーク】 ○至近距離 どこの家庭にもあるごく普通のフォーク。 神姫が持つと一転して凶器になる。 【“シェルブレイク”パイルバンカー】 ○至近距離 内部で高圧ガスを爆発させ高速で金属パイルを打ち出す格闘武装。 使用回数が限られており使い手の多大な技量が要求されるが、ほとんどの装甲を貫ける。 【ポラーシュテルン・FATEシールド】 ○防御兵装 全身のどこにでも装着できる使い勝手の良いシールド。 増加ジョイントとしても優秀。 【青龍刀・飛鱗「フェイリン」】 ○至近距離 きらびやかな装飾の施された青龍刀。 武器として十分な性能を持つが、装飾品としても使われる。 【ホウキ・オブ・ザ・クリーンキーパー】 ○??? 一見ただのほうきに見えるし実際にほうきとして使えるが、 実は近年実践ノウハウが蓄積されつつある電磁浮遊推進システムが内蔵され、本当の魔法使いのように宙に浮くことができる。乗りこなすにはある程度のコツがいるものの、人間の自転車に似た感覚の手軽な乗り物として神姫の間で普及しつつある。 飛行性能としては中の下。戦闘には向かない。 【パンチンググローブ“紅き炎の拳”】 ○至近距離 内部にパワーチャージャーが組み込まれたハイテクグローブ。 装着した神姫のパンチの威力を数倍に引き上げる。 【パンチンググローブ“蒼き風の拳”】 ○至近距離 内部にスピードブースターが組み込まれたハイテクグローブ。 機関銃のようなパンチを繰り出すことができるようになる。 【RHG-AT2“ピースビルダー”リボルバー】 ○至近~中距離 精密なエングレーブ(彫刻)が施された中折れ式シングルアクションリボルバー。 実際に銃としての機能はあるが、装飾品の意味合いが強い。 【グリーフエングレイバー】 ○斬撃武装 一般的なアーミーナイフの神姫版。しっかりセレーション(のこぎり)もついているので、ツールナイフとしてバトル以外でも重宝する。 【バルムンク】 ○斬撃武装 職人が一本一本丁寧に鍛えた西洋剣。神姫の武装としてはかなり高額だが、それに見合った切れ味である。 【ツインビームガン】 ○射撃武装 往年の名作シューティングゲームの主人公機、ツインビーをあしらったパルスビームガン。命中するとベル状の残滓が発生する。 【ローズブーケ(赤)】 ○打撃武装 その名の通りバラの花束のブーケである。張力のある特殊素材で作った造花で、ひっぱたかれると意外に痛い。 【ロケット砲“シュトルム・ウント・ドランク”】 ○射撃武装 RPGロケットランチャーを模した武装。弾頭が大きいため予備を何発も持ち歩けない。その分一発辺りの破壊力は強力に保障されている。 【レトロビームガン】 ○射撃武装 ※編者未確認、加筆をお願いします。 【パラソルスピア】 ○刺突武装 傘で刺されれば誰でも痛い。 【フライングソーサー】 ○投擲武装 特殊セラミックでできたお皿。裏に武装神姫のロゴが入っている。 信じられないが航空力学をふんだんに取り入れているため、よく飛ぶ。 【モアイ像】 ○投擲武装 人工大理石で整形されたモアイ像。固形燃料ロケットおよび整流装置およびアクティブセンサーが内蔵されており、ほとんどミサイルである。頭頂部を向けて追ってくる様だけで戦意を喪失した神姫も多い。 【銀のナイフ】 ○斬撃武装 銀のフォークと対になる武装。といってもただの人間用ナイフであるが、神姫にとってはやっぱり凶器である。 【スタンロッド】 ○打撃武装 5万ボルトの電撃を与える警棒。電気信号で動いている神姫にとってはかなりいやらしい武器である。 【桃花扇】 ○投擲武装 ※編者未確認、加筆をお願いします。 【クライモア】 ○打撃兵装 鋼鉄から削りだした巨大な剣。切れ味は考慮されておらず、もはや鉄塊である。 【ブーメラン】 ○投擲兵装 射撃能力の無いマオチャオ武装のために作られたらしい木製のブーメラン。 ただし手違いから現在装備することができない。 【レーヴァテイン】 ○斬撃兵装 刀身にガスによる燃焼機構が施された耐熱素材による剣。 「刃が燃えている剣ってカッコいいよね!」というかなり無茶な構想で作り上げられているが、威力はあるらしい。 【野太刀】 ○斬撃兵装 重装甲の神姫に対してもその装甲ごと切り裂く大型の刀。 非常に切れるため初心者はお断り。 【エーススラッシャー】 ○投擲武装 内部に爆破装置が組み込まれたトランプ。トランプそのものが投げるのにかなりの技量を要するので、実質上級者向けとなっている。